陳内将という俳優について
オタクが書いているので基本的に気持ち悪いため、何かを察した方はブラウザバックをどうぞ。
この記事を読んでくださっている方は陳内さんについてご存知の方が多いと思いますが、まずは陳内さんについて。
今日もお疲れ様。
— 陳内将 (@chanjin0116) 2018年8月4日
おやすみ。 pic.twitter.com/pq7c0x6gqJ
1988年1月16日、熊本県上天草出身。
よく「陣」内と間違われるが、正しくは陳内。
車じゃなくて東ね。ここテストに出るからよく覚えておくように。
「ちんない」って打てば候補の中に出てくるよ。
ご実家は鮮魚店を営まれていて、お兄さん、お姉さんを兄弟に持つ末っ子。ご家族が大好きで、ちょくちょくブログやTwitterに登場する。
特に甥っ子の紫音くんを溺愛していてすぐファンに紫音くんの自慢や成長の報告をするため、ファンも紫音くんのことを親戚の子供のような面持ちで見守っている。プライバシーはない。
あんなに小さかった紫音くんが小学校に入学したときは感動して、ケーキ買ってきてお祝いした。
D2 from Dboysに所属していて、Dboysと統合される前は年長的立ち位置だったので兄貴ぶって年下組たちに怖がられていたが、生まれながらの末っ子属性がだんだん見え始めて今では「陳ちゃ〜ん」とナメられている慕われている。
同じグループに所属している荒井敦史が、当初は陳内さんのことを怖がっていたのに今では陳ちゃん陳ちゃんと懐きつつ時折り馬鹿にしている姿を見ると、尊さに五体投地が止まらない。
元ヤンのような風貌に相応しく(?)コミュ力が馬鹿みたいに高いため、すぐ座組に馴染む。
真面目な性格のため年上の方々からは可愛がられ、年下からは慕われるという、二次元のようなキャラ。料理が得意で、山田裕貴に卵焼きを作ってあげたら泣かれてわけがわからないまま陳内将も一緒に泣いたという謎のエピソードを持つ。二次元かな???
卵焼きで泣けるのは
— 陳内将 (@chanjin0116) 2018年9月3日
おれらくらいしかおらん笑
あと、謎に貰い泣きの三津谷笑笑
高校、大学と進学校卒業の経歴を持ち記憶力もいいため、立ち稽古に入るときには既に台本を手放しているという才能の持ち主。
自分の役柄や作品の世界観について深く考え込むため、D2版TRUMPのとき演じていたクラウス役(見れば分かる。絶望しかない)と、当時同時に撮影していた特命戦隊ゴーバスターズのエンター役(見れば分かる。普通に病む)の感情に引き摺られて病み期突入。
普段から役に引き摺られがちな陳内さんのサポート的役割をする近江陽一郎(2016年に芸能界引退)も病んでいて、他のメンバーも病み状態だったため稽古時期D2内がお葬式状態だった話は、D2とTRUMPシリーズファンとしては後世まで語り継いでいきたい。
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えええええ、違いすぎない????
他のキャストのビジュアルもかなり様変わりしていたんですが、陳内さんの様変わりっぷりが凄すぎる。
ビジュアルが一人だけ浮いてるもん。この人だけギャグテイスト十二夜の住人じゃないもん。
キャラクターたちは、観客から見ると馬鹿か大馬鹿に分けられる。
ヴァイオラやヴィオラは、劇中では正気の人間のようだが端から見れば馬鹿。
サー・トービー始めアンドルーたち三馬鹿トリオは、観客はおろか劇中キャラクターのヴァイオラたちからも馬鹿認定の、正真正銘のお馬鹿さん。そして、カテゴリ的にはそこに含まれる道化のファステ。
確かに小難しいことをそれらしく捲したてて相手を引っ掻き回す役柄なんですが、え、待って??ビジュアルだけじゃなくて、キャラクターも一人だけ浮いてない????
皆恋に恋して頭がおかしくなっているのに、一人だけまるで深い闇を抱えているかのようなんですよ。
フライヤーに書かれている謳い文句は、「誰もが、誰かに、片思い☆」
その言葉に相応しく、殆どのキャラクターが誰かに恋をしているのです。
そんななか、ファステだけは恋のお相手がいない。恋い焦がれる人もいなければ、ファステに恋い焦がれる人もいない。正真正銘、一人だけポツンと浮いている。
これはストーリーがそもそもとしてファステだけを特別なカテゴリーに分類しているから余計に陳内さんが浮いて見えるのかもしれないんだけど、例えば口が悪いけど新人の子が演じたとしたら、ただ小難しいことをそれらしく捲し立てて相手を引っ掻き回すだけで終わったと思うんだ。
だけど、陳内将は「ファステにはかつて恋人がいたのでは?」と観客に思わせる力がある。これは、私が勝手にファステの恋人は既に死んでしまって、彼はもう恋することをやめてしまったのではないかと思っているだけなんですけどね。
とにかく、繰り返しになるけれど彼は空白の部分を明瞭に語らず、観客に想像させるのが上手だと思っている。
ただのお馬鹿なキャラクターでは終わらせず、喜劇のなかに一人仄かな闇を背負って立つ姿には、ゾッとするほどの魅力が備わっている。
突然だが、陳内将には色気がある。
特に色気があったのは24〜26歳の頃。(異論は認める)
特命戦隊ゴーバスターズのオーディションを受けに行ったら、ヒーロー側で応募したのに色気があるからとヴィラン側のエンター役に選ばれた。偉いおじさんたちにも認められるほどの、色気の持ち主。
それもあってか、悪役に選ばれることが多い。
事件を解決していく一話完結型のミステリーやサスペンス系のドラマに客演が決まったら、犯人かな?とあらすじを見る前から思うし、大体あってる。私の記憶が定かなら、今のところ全部悪役だ。(2018年9月時点)
それが、キャラメルボックスさんを招いて上演されたDステ「駆け抜ける風のように」では、なんと沖田総司役に抜擢された!
陳内さんも「まさか僕が沖田役に選ばれるとは思わなかった」と仰っていて、確かに彼であればヴィラン側か土方歳三に選ばれることがメジャーだと思う。
だけど、演出脚本の成井豊さんは、他の誰でもなく陳内さんを沖田総司に選んだ。
剣の天才で、病気に体を侵された、儚き美青年。そう評されることの多い、沖田総司に!!陳内将が!!!
色気があるからヴィランにしようという、ファンにとっては分かる。そんな彼が好きと深く頷く期待を大きく裏切って、成井さんは私たちに新しい陳内さんの可能性を見せてくれたのだ。
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